思考は言葉

思考は、人間にとって最大の武器である。

人間より足が速い動物は沢山いる。
人間より高く飛べる動物は沢山いる。
人間より上手に泳ぐ動物は沢山いる。

だが、人間より深く考える動物はいないだろう。

人間は思考することで今の地位を確立した。
異論はないはずだ。

思考は無限である。

思考は自由である。

全ての想像の源、価値の源は思考である

そして、

思考とは言葉である。

頭の中に言葉が浮かばなければ、
人は思考することが出来ない。

何かぼやけた感情はあっても
言葉の型を取らなければ掴めない。

ふわふわと曖昧なままで終わってしまう。

つまり、

思考を深めるには言葉を増やせばよい

ネガティブな思考というのは、
頭の中が、不安な言葉や後ろ向きな言葉でいっぱいになっている。

よってポジティブな思考になりたければ、
何かが起きた時、または起きる前にネガティブ言葉を廃し

「俺は幸せ!俺は素晴らしい!俺は今学んだ!」
と頭に浮かべるだけで良い。

自ずと思考はポジティブに変わる!

出来ない、理解できないという人は(笑)や〇や♡の記号を付けてみよう。

「俺じゃ無理だ(笑)俺なんて〇 なんで出来ないんだろう♡」

どうだろう♡

少し見方が変わるはずだ♡

言葉には力がある

それは時に言葉を消してしまう程である。

近年勢力を振るっているマジ、ヤバいという単語は
非常に脅威を感じる。
様々な言葉を食い散らかしているように見える。

この2つの単語だけで
脳内に飛び交う殆どの信号を統括し
感情を制御してしまう。

こうなったら危険である。

自分をマジ、ヤバいの基準でしか
把握、説明できなくなる。

思ったことを、丁寧に伝達できないというのは、
もどかしく不快なものだ。

そのもどかしさを放置してしまうのは、思考を諦める事である。

そのうち、自分の感情を捉える事が出来なくなり、
感情そのものが一括りにされる。

喜怒哀楽すべてがマジヤバいに変わる。

いわば四季が無くなるかのごとく。

行き着く先は空虚と混沌である。
なるべく多くの言葉を上手に扱ってほしい。

言葉が無ければ思考に幅が無くなる。

思考は一定に留まり、節約を余儀なくされる。

世界はどんどん節約されてしまうのだ

思考を深めなくても、生きてはいける。

が、人類の豊かさを保ち、育てることはできない

日常において言葉を増やす事を

思考を深める機会を増やす事を

お勧めしたい。